予約本管理
予約管理業務の省力化と利用者の利便性向上を同時に実現しました。
バーコードに代わる新システムとしてRFIDを活用する図書館が増えており、中でも注目を集めているのが、コストと読み取り性能に優れたUHF帯RFIDです。中央区立図書館様では、いち早くUHF帯の優位性に注目され、予約棚への「レコピック」導入を決定されました。
当時、RFIDはHF帯が主流でしたが、読み取りにおいて一度に処理できる冊数が少ないという理由から導入は難しいと感じており、UHF帯を検討しておりましたが、UHF帯は大量ICタグを一度に処理することは可能なのですが、電波が飛びすぎるため、狭い書棚などでは電波干渉が起き、予約棚の構築は不向きというイメージを持っていました。展示会で初めて「レコピック」を見たとき、その電波制御の高さに驚き、これなら利用者にとって利便性のあるシステム構築ができると判断しました。
導入後、予約本の管理業務が大幅に簡素化でき、予約された本を予約棚に置くことで、お知らせメールを予約者へ自動送信し、利用者が本のピックアップ時に、「レコピック」が予約本の位置を提示し、棚番号を示したレシートを発行するので利用者は迷わず本を見つけることができます。また、スペースの関係で予約棚の近くにゲートを設置せざるを得なかったのですが、電波干渉を受けず、問題なく運用できています。