RFIDは、Radio Frequency IDentificationの略称で、これから各分野での活用が期待されている自動認識技術の1つです。ID情報を埋め込んだICタグ(=RFタグ)と、電磁波を用いた近距離の無線通信によって非接触で情報をやりとりする技術全般を指します。製造、小売、流通、医療、サービス、交通など様々な分野での活用が近年急速に進んでいます。
ICタグで主に利用される周波数帯は「HF帯」「UHF帯」があります。それぞれの周波数帯ごとに交信方式や周辺環境からの影響などに違いがあります。
周波数帯
13.56MHz帯
交信方式
電磁誘導方式
水分影響
小さい
金属影響
大きい
交信距離
短い
交信速度
遅い
周波数帯
920MHz帯
交信方式
電波方式
水分影響
やや大きい
金属影響
大きい
交信距離
長い
交信速度
早い
交信のための動力源の違いにより、「アクティブタグ」「セミアクティブタグ」「パッシブタグ」に分類されます。
電池内蔵の有無により、タグ自体の大きさや管理の手間などにそれぞれ違いがあります。
電池の有無
あり
駆動電力
内蔵電池からの
供給電力により交信
価格
高価格
交信距離
比較的長い
大きさ
厚みあり
管理
電池寿命の管理および
バッテリー切れ時
電池交換が必要
電池の有無
あり
駆動電力
外部信号の受信をトリガー
にして、内蔵電池からの
供給電力により交信
価格
高価格
交信距離
比較的長い
大きさ
厚みあり
管理
電池寿命の管理および
バッテリー切れ時
電池交換が必要
電池の有無
なし
駆動電力
アンテナから
電磁波により交信
価格
低価格
交信距離
比較的短い
大きさ
小さく、薄い
管理
タグ自体の損傷がない限りメンテナンスフリー
現在最も一般的な自動認識技術の一つにバーコードがあります。
RFIDはバーコードにはできない以下の特徴があり、幅広い分野での作業効率化に活用できます。
タグを一つ一つ手に取って読取る必要が無く、アンテナからの電磁波照射により照射範囲内にある複数のタグを同時に一括で読取ることが可能です。
手の届かない場所や見えない場所にあるものでも物を透過して読取ることが可能です。(※)
※金属や水分など、電波を遮蔽、反射、あるいは減衰させるような物がある場合、読取が困難になる可能性があります。
RFIDではICタグ内のメモリと無線で交信を行っているため、タグ自体に埃、汚れがついても読取に対して影響を受けづらい特徴があります。
様々な場所に 設置可能 |
対象物のみを 正確に検知 |
「UHF帯ICタグの個品・ ピンポイント読取」を実現 |
高い読取精度 | リアルタイムに データを登録 |
バーコード比で 約2倍業務効率アップ |
常時監視の実現 | データ分析による 利用動向の把握 |
Android、Windowsの マルチOSに対応 |
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