医療材料管理
棚卸作業レスの在庫管理システムや検品の自動化システムを実現しました。

小西医療器株式会社様

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大阪ソリューションセンター(以下、大阪SC)は、最先端の物流および在庫管理システムを取り入れた、関西圏の医療機関に医療材料を配布する物流センターです。医療材料物流におけるコスト削減や時間短縮といった課題へのソリューションとして、「レコピック」「レコファインダー」を導入しています。

導入による効果

    • 作業員の目視による棚卸

    • 医療材料毎に事前に保管場所を決め、保管

    • バーコードによる個別検品
    • 常時監視による棚卸作業レス
    • 置くだけで保管場所が登録されるため、ピッキング作業の効率化とフリーロケーションを実現
    • RFIDゲートによる一括検品

お客様の声

大阪SCは医療材料業界で初めて自動物流設備とRFID技術を導入した物流倉庫として竣工しました。小西医療器が展開するSPD*(Supply Processing and Distribution)では、医療現場に必要な時に必要な分だけ、ダイレクトにアプローチする体制にしています。ただし、これは入荷した医療材料を小分け管理するなど作業に膨大な時間を要する上に、取扱う医療材料の種類も多いため、人手不足や作業員のスキルに依存する問題がありました。
大阪SCの保管棚に採用した「レコピック」は、置くだけで「トレイがどの棚の何段目」にあるか正確に分かります。また、(株)イシダの電子棚札と連携することによりトレイ内の医療材料情報・ピッキング指示が表示されます。これによって、事前に保管場所を決めることなくフリーロケーションでトレイを置くことができ、ピッキングミスも防止できます。今まで作業員のスキルや経験に頼っていた状態から誰でもピッキングできる状態になったため、作業性が大きく向上しました。
検品にはゲート型の「レコファインダー」を採用しています。ゲートを通過する数秒間に30~60アイテムを一括で検品します。従来は1つ1つをバーコードで検品していたため、こちらも作業性が大きく向上しました。
大阪SCで貼付されたICタグ入りのSPDカードを医療機関に設置されたPOST型の「レコファインダー」で読み取ることで、病院での消費情報をリアルタイムに取得できます。今後はそのデータも有効活用し、さらなる効率化を目指します。

*SPD:物品の供給・在庫管理・加工等の物流管理を中央化/外注化することにより、医療現場の物品を柔軟かつ円滑に管理する方法

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